- そもそも経済圏って何なの?
- 自分に合った経済圏が分からない。
- 経済圏にはどんなメリット・デメリットがある?
- 投資するのにおすすめの経済圏はどれ?
上記のお悩みについてお答えします。
昨今、NISAがかなり盛り上がりを見せており、投資に対して意識の高い方が経済圏への関心を強めているような印象も受けます。
ただ、経済圏と言ってもたくさんありますし、どの経済圏が投資に向いているのか選ぶのが難しいですよね。
そこで、この記事では経済圏についてわかりやすく解説し、その中でも投資におすすめの経済圏を比較してご紹介します。
その前に結論ですが、「SBI経済圏」が一番投資に向いているのでおすすめです。
以下の点について理解が深まる投稿となっています。
- 経済圏のメリットやデメリット、サービスの内容やポイント還元率などがざっくりわかる。
- 人気の5大経済圏(SBI・楽天・PayPay・au・docomo)がざっくりと理解できる。
- 各経済圏のオススメするポイントを解説。
- 各経済圏を比較して、投資に向いている経済圏が見つかる。
この記事は、「経済圏はどこを選べばいいのか?」と模索しているあなたに、ご自身に合った経済圏を見つける参考になればと思い作成しました。
この記事を参考に、あなたも経済圏でポイントを貯めたり/使ったりして、投資や節約に活用する一助になれたら嬉しく思います。
では、さっそく経済圏について見ていきましょう!
経済圏の基礎知識
経済圏とは、クレジットカードを中心としたサービスの連携によって、ポイントや特典などのメリットを享受できる仕組みのことです。
経済圏は、クレジットカードの発行会社や提携先によって異なりますが、一般的に以下のような種類があります。
クレカ経済圏は他にもありますが、筆者の独断と偏見かつ人気ある経済圏をご紹介します。
5大経済圏についてご紹介
※プルダウンで詳細が開けます👇
楽天経済圏
楽天カードをメインカードとし、楽天市場や楽天銀行、楽天証券などのサービスを利用することで、楽天ポイントを貯めたり使ったりできる経済圏です。ポイントで投資も行えます。ECや楽天トラベルなどサービスが充実しています。恐らく、日本で一番有名な経済圏ではないでしょうか。
- 楽天市場などの楽天サービスをたくさん利用することで獲得ポイントがアップするSPUがある。
- サービスがとにかく充実している。
- 楽天証券が投資初心者でも使いやすい。
ECや金融やモバイルまで充実しているため人気の高い経済圏です。
PayPay経済圏
PayPayカードをメインカードとし、PayPayモールやPayPay銀行、PayPay証券などのサービスを利用することで、PayPayポイントを貯めたり使ったりできる経済圏です。ポイントで投資も行えます。QRコード決済で最も有名と言っても過言ではないPaypayがECサイトや証券等サービスを充実させており、こちらも見逃せない経済圏ですね。
- Yahoo!ショッピングやLOHACOで還元がある。
- Softbank、Y!mobileユーザーがお得。
- Paypayの加盟店が全国約400万件と豊富にある。
au経済圏
auPAYカードをメインカードとし、auPAYマーケットやauじぶん銀行、auカブコム証券などのサービスを利用することで、auポイントを貯めたり使ったりできる経済圏です。ポイントで投資も行えます。モバイルで有名なauとECサイトや証券等サービスが充実しております。Pontaポイントが貯まるのも特徴ですね。
- auPAYで買い物をするとau Pontaポイントに加えてauPAYマーケットポイントももらえる。
- auまとめて金利優遇とauマネ活プランを併用するとauじぶん銀行の円預金金利が0.30%になる。
- auPAYの加盟店が全国約400万件と豊富にある。
docomo経済圏
dカードをメインカードとし、dショッピングや三井住友銀行、SMBC日興証券などのサービスを利用することで、dポイントを貯めたり使ったりできる経済圏です。ポイントで投資も行えます。モバイルで有名なdocomoとECサイトや証券等サービスが充実しております。
- d払いで買い物をすると通常dポイントに加えてd払い加盟店ポイントももらえる。dポイントカードの提示でさらにdポイントが貯まる。
- dTVやdアニメストア、ディズニープラスなどのdサービス利用でもdポイントがもらえる。
- d払いの加盟店が全国約400万件と豊富にある。
ちなみに、筆者はdocomoスマホユーザーです。
SBI経済圏
三井住友カードNLをメインカードとし、SBI証券や住信SBIネット銀行またはSBI新生銀行を利用することで、VポイントやTポイントなどを貯めたり使ったりできる経済圏です。また、Oliveというクレカとデビット一体型のカードもあり、同じく投資に使えます。ポイントで投資も行えます。
ECサイトのサービスがないのが経済圏として狭くなるのでネックとなります。
- SBI証券の投資銘柄数が他の経済圏よりも多い。
- コンビニ決済時のクレカタッチ決済で7%のVポイント還元。
- 住信SBIネット銀行がハブ銀行として優秀。
筆者も使用しているSBI経済圏の特徴について、以下でも詳しく解説しています。
あわせて読んでいただけると幸いです。
経済圏を利用するメリットとデメリット
経済圏で得られるメリットとは
経済圏で得られるメリットは、以下のようなものがあります。
提携しているサービスの利用でポイントがもらえるなど、メリットはたくさんあります。
- 経済圏を利用すると、IDやパスワード、利用するサービス、ポイントや残高などの管理が簡単になります。
例えば、楽天経済圏では、楽天カードや楽天銀行、楽天証券などのサービスを一つの楽天会員アカウントで管理できます。 - 各種ポイントが効率的に貯まります。
- 提携している会社やグループのサービスでポイントが共通して貯まります。
例えば、PayPay経済圏では、PayPayカードやPayPayモール、PayPay銀行などのサービスでPayPayポイントが貯まります。 - 複数のサービスを利用することでポイント付与率が上がるプログラムやキャンペーンも実施されています。
例えば、au経済圏では、au PAYカードやau PAYマーケットなどのサービスを利用することでPontaポイントが増える「買い得メンバーズ」があります。
経済圏に参加する際の注意点とデメリットとは
では、逆にデメリットはどんなものがあるか?経済圏を利用する際の注意点とデメリットを解説します。
- 経済圏に依存しすぎると、他のサービスや商品を見逃す可能性がある。
例えば、楽天だけを利用していてAmazonスーパーセールを見逃してしまう…など。 - ポイントアップキャンペーン期間中に買うつもりがなかったものまでついつい買ってしまい、かえって浪費してしまう。
つまり、経済圏を利用しているからこそ情報があふれており、お得に見えてしまうサービスに目移りしてしまいがちです。「安物買いの銭失い」になってしまわぬよう、十分に気を付けるようにしましょう。
本当にその商品、そのサービスが必要なのか?意識して購買行動をすると良いですね。
ポイント付与率にも目移りしがちです。本当に不要なものは購入しないようにする方が節約になるかと思います。
投資に向いている経済圏の選び方
経済圏を利用することで、生活に必要なサービスをお得に利用できるだけでなく、ポイントを投資に活用することも可能です。クレカ積立で投資しながらポイントも付与されるため、資産形成には絶対に欠かせません。
では、投資に向いている経済圏とはどのように選べばいいのでしょうか。ここでは、以下の3つのポイントをご紹介します。
サービスの内容と利便性
経済圏には様々なサービスが含まれますが、自分がよく利用するものや必要なものがあるかどうかをチェックしましょう。また、サービス間の連携や操作性も重要です。例えば、ポイントを自動的に投資信託に積立できる機能や、スマホアプリで簡単に資産状況を確認できる機能などがあると便利です。
ポイントの貯めやすさと使いやすさ
経済圏のメリットはポイントにあります。ポイントは消費や投資で得られますが、その還元率や条件は経済圏によって異なります。高い還元率や多くの加盟店があるほど、ポイントが貯まりやすくなります。また、ポイントを使う際にも注意が必要です。有効期限や交換手数料、最低利用額などがある場合は、無駄に失効させたり損をしたりしないようにしましょう。
投資商品の種類とコスト
経済圏にはそれぞれ提携している証券会社や銀行があります。これらの金融機関が提供する投資商品の種類やコストも比較する必要があります。例えば、株式や債券だけでなく、インデックスファンドやETFなどのインデックス投資に対応しているかどうかや、取引手数料や信託報酬などのコストが安いかどうかなどです。自分の投資スタイルや目的に合った商品を選べるようにしましょう。
5大経済圏を徹底比較!
結論としては、SBI経済圏は投資におすすめの経済圏です。ポイントの種類や還元率は他の経済圏と比べても遜色ありませんし、投資商品の種類や投資コスト(手数料など)も優れています。
積立投資設定用のアプリもありますので投資の利便性という意味でもオススメです。
ただし、SBI経済圏のデメリットとしては、ECや携帯などのサービスが他の経済圏に比べて不足していることが挙げられます。また、証券口座として画面操作など使いやすいと言われているのは楽天証券になります。
👇比較項目 | 楽天 | au | docomo | PayPay | SBI | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
クレジットカード | 楽天カード | 楽天ゴールド | 楽天プレミアムカード | au PAYカード | dカードゴールド | ||||||
年会費 | 無料 | 2,200円 | 11,000円 | 無料 | 11,000円 | 無料 | 11,000円 | 無料 | 11,000円 | 無料 | 5,500円 |
貯まるポイント | 楽天ポイント | Pontaポイント | dポイント | PayPayポイント | Vポイント | ||||||
モバイル | 楽天モバイル | auモバイル | docomo | Y!モバイル | ー | ||||||
ポイント付与率 | 0.5% | 0.75% | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 0.1% | 1.0% | 0.7% | 0.5% | 1.0% | |
ポイントアップ | SPU | 買い得メンバーズ | dポイントアップ | ヤフービッグボーナス | Vポイントアッププログラム | ||||||
ポイント投資 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
ECサイト | 楽天市場 | au PAYマーケット | dショッピング | Yahoo!ショッピング | ー | ||||||
クレカ積立対応 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
つみたてNISA取り扱い銘柄数 | 238本 (2024年9月) | 235本 (2024年9月) | 149本 (2024年9月) | 33本 (2024年9月) | 247本 (2024年9月) | ||||||
投信手数料 | 買付手数料無料 | 買付手数料無料 | 買付手数料無料 | 買付手数料無料 | 買付手数料無料 | ||||||
毎月クレカつみたて上限額 | 100,000円 | 100,000円 | 100,000円 | 100,000円 | 100,000円 | ||||||
使用する銀行口座 | 楽天銀行 | auじぶん銀行 | dスマートバンク | PayPay銀行 | 住信SBIネットバンク SBI新生銀行 | ||||||
使用する証券口座 | 楽天証券 | auカブコム証券 | SMBC日興証券 | PayPay証券 | SBI証券 |
クレカ積立投資でのポイント付与率は若干減りますが、ECも利用しつつ証券口座と合わせてポイントアップできる楽天経済圏も良いでしょう。
手数料の安さやポイントの貯めやすさは魅力的ですが、他のサービスや使用しているスマートフォンキャリアによって、他の経済圏と併用することも検討してみてください。
2024年3月8日に法改正が実施されたことにより、10万円までクレカ積み立てが可能になりました。
まとめ
この記事では以下について解説いたしました。
- 経済圏のメリットやデメリット、サービスの内容やポイント還元率などがざっくりわかる。
- 人気の5大経済圏(SBI・楽天・PayPay・au・docomo)がざっくり理解できる。
- 各経済圏のオススメするポイントを解説。
- 各経済圏を比較して、投資に向いている経済圏がどれなのかがわかる。
ぜひこの機会にご自身にあった経済圏をみつけて利用してみるのはいかがでしょうか。
経済圏は1つだけに固執して利用するのではなく、それぞれの経済圏の良い所どりを目指すも良いと思います。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!