つみたてNISAを始めるにあたり「クレカ積立」という言葉をよく耳にしますよね。
- クレカ積立って何？
- クレカ積立ってどうやるの？
- 何がメリットなの？
と色々疑問も出ますよね。筆者もつみたてNISAを始めるにあたりクレカ積立とは何か？という所を理解するのに少々時間が掛かりました…。
理解できてしまえば簡単なお話なのですが、そこまで到達するのにYoutubeで動画を漁ったり色々苦労するんですよね。
そこで、この記事ではつみたてNISAをまだ始める前の方でもなるべくわかりやすくクレカ積立について解説していきます。
気になる点だけでも是非読んで頂けたら幸いです。
クレジットカードでの積立投資の仕組み
クレジットカードでの積立投資とは、クレジットカードを通じて設定した金額を自動で投資に振り分ける仕組みのことをいいます。具体的には、あらかじめ設定された金額がクレジットカードの支払いと共に投資されるというものです。
この積立投資の形式は、毎月一定の金額を定期的に投資という「積み立て」概念から派生したもので、初心者でも手軽に利用できる点が人気です。主な契約先としては、三井住友カードNLのSBI証券や楽天カードの楽天証券などがあります。
クレカ積立の概要
クレジットカードでの積立投資では、設定した金額がクレジットカード決済時に自動的に投資口座へ移動し、投資となります。
例えば、あらかじめ設定し予約しておいた毎月1万円を毎月のクレジットカードの利用代金に上乗せし、その上乗せ分が積立投資となります。
この方式は決まった日に自動で投資が実行されるため、毎月同じタイミングで一定の金額を投資でき、無理のない範囲での投資が可能になります。
クレカ積立のメリット
クレジットカードでの積立投資には、いくつかメリットがあります。
- クレジットカード決済でポイントが貯まる。
- 毎月の投資額をコントロールするのが楽になる。
- 投資習慣が身に付く。
- 一度設定してしまえばそれ以降は変更不要。
一つ目は、毎月の投資額が固定なのでコントロールが容易であることです。予め投資額を設定しておけば、他の出費に影響を受けることなく安定的に投資を続けることが可能となります。
二つ目は、定期的に投資を行うことでコスト平均効果を得られることです。金額が下がったときには多くの投資商品を、上昇したときには少なくなるため、リスクヘッジとなります。
三つ目は、自動的に投資が行われるため、忙しい中でも投資習慣を身につけられることです。
四つ目は、クレカ積立の仕組みを最初に設定してしまえば、それ以降は基本的に変更が不要な点となります。投資銘柄を変更したかったり、証券口座を変える場合は別ですが、それ以外は放置しておけるのがメリットです。
クレカ積立のデメリット
- クレカ積立の仕組みが複雑でわかりづらい。
- 最適なクレジットカードを選択しないと損する可能性がある。
一方で、クレカ積立にもデメリットがあります。実際に筆者がクレカ積立を始めるにあたってつまづいた点をデメリットとして記載しました。あくまでも、個人の感想として捉えてください。
一つ目は、クレカ積立の仕組みがわかりづらい事があげられます。筆者が実際につみたてNISAを始めようとした時に、初めにつまづいたのがクレカ積立でした。では、なぜクレカ積立でつまづくのかというと、原因はどのように投資するのかが理解できていない事が問題だと気付きました。積立投資未経験者の方はまずどのような流れで投資が行われるのか？を理解した上で、クレカ積立の仕組みについて知るとスムーズにクレカ積立を始められます。
二つ目は、最適なクレジットカードを選択しないと損する可能性がある点です。具体的には、開設した証券口座によって使用するクレジットカードによってクレカ積立でポイント付与率が優遇されているものがあり、使用するクレジットカードを誤ってしまうと貰えていたはずのポイントが貰えなくなってしまうという事になります。
クレカ積立の設定手順
クレカ積立投資を始めるには、開設した証券口座のWEBサイトやアプリをインストールすることで設定可能です。
筆者はSBI証券を使用しているため、まずはそちらについて設定手順を解説します。
※新NISAが2024年からスタートします。設定方法は別途確認が必要な点に注意しましょう。
設定の流れ
まずは証券口座を開設しましょう。ネットで簡単に申し込み可能です。
オススメはSBI証券での口座開設です。
各証券口座に対応するスマホアプリがありますので、インストールして使用しましょう。
SBI証券であれば「かんたん積立」のアプリがあります。
インストールしたら月々のつみたて金額を設定しましょう。
クレカ積立を上手に利用するコツ
クレカ積立投資を上手に利用するためのコツをいくつか紹介します。これらを踏まえた上で投資を始めることにより、投資がより有意義なものとなりますし、焦って投資することもなくなります。
長期的な視点で投資を行う
クレカ積立は短期間で大きなリターンを求めるものではありません。長期的な視点で見て、コツコツと資産形成を行うことが求められます。そのため、我慢強く、焦らずに投資を続けることが非常に大切になります。
長期で投資すればするほど複利効果を得て資産が増えていく仕組みを指します。
短期的なリターンを求める場合はご自身の裁量で投資する方法を取るべきです。
つみたて資金は口座からよけておく
どうゆうことかと言うと、クレカ積立は毎月銀行口座からの引落がメインになります。その際、普段使いで使用する銀行口座とクレカ積立の引落用口座をまとめてしまうと、つみたて資金まで使ってしまいがちになります。その結果、銀行口座に残っている資金が不足してしまい、クレカ投資分の支払いが滞ってしまうことがあります。
これを防ぐために、つみたて資金は普段使用する口座とは別の口座によけて投資することがコツです。
せっかく資産形成をしているのにクレカの延滞料金にてムダな支払いが発生してしまっては元も子もないですよね。
モトジ筆者も一度経験をしました。非常にショックで以後は絶対にムダなお金を支払わないようにしようと対策しました。
リスク許容度の確認
投資は必ずしも利益が出るとは限りません。いくら安定的な積立投資であってもリスクは存在します。そのため、自身のリスク許容度をしっかりと理解し、それを踏まえて投資を行うことが重要です。
各種手数料の確認
投資を行う際、手数料が発生する場合があります。その手数料が投資のリターンを下げる原因となることがあるため、投資銘柄の手数料をしっかりと確認しておくことが重要です。
手数料も踏まえて、どの銘柄に投資したら分からない！という方は以下の記事を参考にしてください。
まとめ
クレジットカード積立投資は、投資初心者でも始めやすいという特徴があります。その一方で、投資にはリスクが伴うため、自身のリスク許容度を理解した上で、慎重に進めることが重要です。また、自動的に投資が行われるため、投資を継続する習慣を身につけることができます。
また、投資する際は手数料など各種のコストも忘れずに確認しましょう。それぞれの要素を踏まえながら、賢く資産形成を進めていきましょう。
クレカ積立は一度設定してしまえば基本的にはいじる必要ありません。なので、最初のハードルを越えてしまえばあとは楽に投資を続けることができるのが魅力です。
以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました！